里崎が雨の神宮で5号逆転満塁弾!
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「必死ですよ。とにかく何とかしたかった」。24日のヤクルト戦、2点を追う八回二死満塁。フルカウントから、シコースキーの147キロの内角直球を強振。劣勢の試合を一気にひっくり返す、5号逆転満塁弾となった。
予感はあった。「もしかしたらホームランを打てるかな、と思いましたね」。里崎の脳裏に昨年6月18日のヤクルト戦(神宮)がよぎる。2点を追う五回に放った逆転満塁弾。その日も雨中の試合だった。「雨の降る満塁の神宮球場は、縁起がいいみたいですね」。これで昨年から神宮球場では、球宴を含め6戦4発と相性抜群だ。
負けられない試合だった。前日までチームは4連敗。昨季も交流戦後半の失速がV逸につながった。練習前には選手主導で、バレンタイン監督も参加したミーティングが開かれ、お互い「今を大事にしていこう」と声を掛け合った。そんな試合で出た主将の一発だった。
バレンタイン監督は「今日はみんなの力が結果として表れた」と話した。里崎は「(勝ったのは)デカイですね」。交流戦3連覇は逃したが、この勝利が勢いを取り戻すきっかけになるかもしれない。
大型連敗は絶対ダメ。よく止めた。