ロッテ今江復活で再加速…イースタンで上々アピール
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「いいファイトが見せられた試合だった。力を振り絞ってくれたが最後はひとつ足りなかった」と、試合後のバレンタイン監督は淡々と振り返った。が、内心は忸怩(じくじ)たるモノがあるはず。先発・成瀬が9回途中まで2失点と好投しながら見殺しに。打線に決め手がないからだ。
「今年はホントにケガ人が多すぎる。どうなってるんだろうね」。球団関係者が思わずこぼすほどのケガ人イヤーだ。首痛の西岡こそ復帰したが、ズレータが左手小指、今江も左手有こう骨骨折と打線のキーマンが戦線離脱中。ロッテは過去2年間で連覇した交流戦後に負けが込んでいる。昨季はこれがV逸へ直結しただけに、キーマン不在の状況が、今季も交流戦後のダッシュにブレーキをかけている観は否めない。
「(打線の)どこに誰がいるかは関係ない。誰が1番でも3番でも、勝つことができる」とバレンタイン監督は強調するが、チームに漂う凶兆を吹き払いたいはずだ。
そのための吉報もある。前半戦絶望とされた今江がついに復帰。3日のイースタン楽天戦では1安打2打点と活躍した。「1軍復帰も早いよ。前半戦に間に合う」(球団関係者)と状態次第では来週にも昇格する可能性が浮上。活気に満ちた“ミスターロッテ”が完全復活となれば、2年連続の失速も防げるはずだ。
まさかZAKZAKで今江情報とは…。やるな。