ロッテ:連敗3で止める 成瀬は完封勝利 西武は西口誤算
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ロッテが連敗を3で止めた。四回、オーティズの満塁本塁打と西岡の中前適時打で計5点。六回にも、西岡の中前適時打で2点を加えた。先発の成瀬は制球、キレとも良く、昨年9月以来2度目となる完封勝利。西武は6回7失点の西口が誤算で、2試合連続零封負け。
▽西武・伊東監督 この2試合、嫌な負け方をしている。気を引き締めないと、ズルズルいってしまう。
▽ロッテ・バレンタイン監督 成瀬はすべての球種でストライクが取れた。若い投手は点差が開くと集中が切れるものだが、それもなかった。
▽ロッテ・成瀬 西武打線はカブレラがいないと、やっぱり違いますね。(今季西武戦4勝は)たまたま。でも、自信は持っている。
▽ロッテ・里崎 成瀬はどの球種も、いいところにピタピタ来た。ここのところ、ずっといい状態が続いている。
○…3年ぶりに日本球界に復帰したロッテ・オーティズの1号本塁打は、値千金の先制満塁弾。四回、西口の直球をロッテファンで埋まる左翼スタンドへと運んだ。オリックス時代(03、04年)に西口を33打数10安打と得意にしていて、「当然覚えていた。内角に直球を投げる投手だった。今回は、それが運よく真ん中に入ったね」。4日に来日したばかりで調整の時間はほとんどなかったが、1軍合流後は3試合連続安打と上々の再デビュー。同僚らとハイタッチを交わし、「最高の場面で最高の結果が出た。あれでチームの雰囲気も変わったし、グレートな気分だ」と声を弾ませた。
○…西武はこのロッテ戦から、球団創設時(79年)から95年までビジターで使用した青一色のユニホームで臨んでいる。リーグ優勝11回、日本一8回を経験した「あの時代、いちばん強かったユニホーム」(球団キャッチコピー)だ。しかし、現役では数少ない着用経験者となった西口が背信投球。6回7失点という結果に、「(あと1勝に迫った)150勝は意識はしてないが、ここのところ思うように出来ていない」と首をひねり、栄光のユニホームについても「昔とは少し違う感じがする」。
オーティズの1発は流れを変えたね。