里崎千金タイムリーで遺恨オサラバ
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「絶対に負けられない試合だった」。2点を追う四回だ。1点を返し、なお二死三塁。里崎の気迫のこもった一撃がオリックスの一塁手・北川のグラブをはじき、右前への勝ち越し適時打となった。
前夜の試合で、内角球をめぐってローズが捕手・里崎に殴りかかり、両軍入り乱れての乱闘劇。延長十二回での“痛み分け”となっていた。「(首に)まだ痛みはある」としたが、アイシングとはり治療を受け出場していた。
「自分ができることをやった。終わったことは引きずらない」。守りでも、憶(おく)せず打者の内角を突く強気のリードで成瀬の完投勝利も演出。バレンタイン監督も「大きな意味を持つ一打だった」と絶賛だ。最高の形で前半戦最終戦を締めくくった。
首痛いのかー。そりゃそうだなー。