小野 4カ月ぶり3勝目に涙のお立ち台
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“サンデー晋吾”が涙の復活だ。「本当に長かったです…」。お立ち台で涙をぬぐい言葉を詰まらせた小野に、ファンの大歓声が降り注いだ。
4月12日のソフトバンク戦以来、勝ち星に見放され6連敗。「ラストチャンスのつもりで投げた」と再三の危機も気迫で乗り切った。5回2/3を1失点で降板後は救援陣が1点差まで詰め寄られ「とにかく勝ってくれ」と祈るような気持ちだった。それだけに約4カ月ぶりの3勝目は格別だ。
この3連戦前に「自分の持ち味を出せ!」とゲキを飛ばしたバレンタイン監督も「すばらしい投球だ。いい仕事をしてくれた」と今季初の同一カード3連勝をもたらした右腕をねぎらった。
「家族も(野球の話に)触れないように心遣いをしてくれたからね」。勝利の報を届けに家族の元へ向かう小野に、会心の笑みがあふれた。
これであとは久保だけだな。俊介もか。