ロッテ・久保が2年ぶりの完投勝利で7勝目ゲット!
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ロッテ・久保は約2カ月ぶりの7勝目を完投で飾ると、マウンドで白い歯を見せ、ホッとした表情をのぞかせた。
6月25日の横浜戦で打球を受け、左手甲を骨折して戦列を離れた。復帰した8月7日のオリックス戦では六回途中まで3失点で負け投手。「収穫は何もない」と悔しさをかみしめた。
この日も一回にいきなり福地に死球を与え、生還を許す苦しい立ち上がりだった。だが、すぐに同点としてもらうと「しっかり腕を振り、先頭打者を打ち取ろう」と気持ちを切り替えた。これでリズムに乗り、追加点を与えなかった。
持ち前の低めへの制球がさえ、四回から9奪三振。3年目の右腕は新人王に輝いた一昨年以来の完投勝利を「正直、ここまで来られると思わなかった。六回からは1人ひとり打ち取ろうと思っていた」と喜んだ。
打線が終盤に突き放し、5-1の快勝。久保にとっても、上位2チームを追い上げるチームにとっても、大きな1勝となった。
★2安打&3打点のロッテ・竹原がうれしい初のお立ち台
ロッテ・竹原が2安打&3打点の活躍。『9番・DH』での先発起用に応えた。同点の二回に勝ち越し犠飛を放つと、七回には本拠地初アーチとなる2点本塁打。同い年の先発・久保の完投を後押しした。試合後には久保とともに初のお立ち台を経験し「すごく気持ちがいい」と笑顔を振りまいた。
◆ロッテ・サブロー(1000試合出場)
「少し遠回りしたが、次は1500試合を目標に頑張る」
◆ロッテ・バレンタイン監督(久保に)
「回を追うごとに力強くなった。特にフォークボールがよかった」
竹原オメ。