ロッテ:六回に一挙7点…オリックスに逆転勝ち
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ロッテが逆転勝ち。2点を追う六回、無死満塁からズレータの犠飛と敵失で同点とし、サブローの適時打で勝ち越し。さらに今江の適時打など打者12人の攻撃で7点を奪った。清水は1カ月ぶりの白星となる5勝目。オリックスはデイビーが突然乱れたのが痛かった。
▽ロッテ・バレンタイン監督 (六回、ズレータの犠飛で三塁から捕手に体当たりして本塁に突っ込んだ)今江のハッスルがいいきっかけになった。清水もいい内容で、だんだん良くなってきている。
▽オリックス・コリンズ監督 デイビーは何が起こったか分からない。(3番手でプロ2試合目の登板となった新人の)小松はいい投球だった。
○…ロッテが六回の集中攻撃で逆転した。それまで1安打に抑えられていたオリックス・デイビーを攻めて無死満塁の好機を作ると、ズレータの犠飛と敵失で2得点。なお1死三塁でサブローがデイビーの甘い直球を逃さずとらえ、左前にはじき返した。
サブローは前の2打席が三振で「やっと打てた。しっかりとらえることができた」と満足そう。さらに今江の1イニング2安打など打者12人で計7点を奪い、1カ月白星のないエース・清水を強力に援護した。
○…オリックスの後藤が、ロッテ・清水から今季3本目となる先制の7号ソロを放った。二回1死走者なしから、フォークボールをとらえ右翼席へ。後藤は「理想のスイングができたし、先制点を奪えて良かった」と、ロッテ戦今季4本目の本塁打を喜んだ。
昨季、対清水は打率5割の好成績。今季1号2ランも清水からという相性の良さで、「ちょっとできすぎですね」と不思議がっていた。
○…ロッテ・今江が気迫あふれるプレーを見せた。2点を追う六回。無死満塁で、ズレータが中堅に浅いフライを打ち上げた。三塁走者の今江は「タイミングはアウト。スライディングではダメだと思った」と、猛然と正面から体当たりし、捕手の日高を突き飛ばした。ボールが一塁方向へ転がる間に二塁走者も還り同点。今江はこの回2度目の打席は適時打し、勝利に貢献した。今季はけがの影響もあり、スタメンを外れることが多いが「1戦1戦一生懸命戦いたい」と意気込んでいた。
清水、後藤に打たれすぎ。学べ。あと、楽天の憲史にもな。