成瀬13勝2冠快走!ロッテ2位浮上
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今季早くも7試合目の西武戦に「変化球を見られるしカットされる。苦しい投球でした」と振り返る。六回まで1安打投球も、七回に3連打を浴び、犠飛も許して2失点。1点差と迫られたが、踏みとどまった。「先発としては、いい投球はできた」。西武からは、これで6勝だ。
今回の登板でプロ入り初のシーズンの規定投球回数にも到達。敗戦はわずか1。防御率1・79。勝率・929と驚異の数字が並ぶ。勝率のタイトルである最優秀投手賞獲得の条件である13勝にも到達。防御率もリーグトップを快走で「(タイトル2冠も)いける範囲だと思う」と力強い。
試合途中に日本ハム劣勢を知り「絶対負けられないと思った」。その反骨心、勝負強さが、首位・日本ハムに2・5差と迫る勝利を呼び込んだ。
バレンタイン監督から「活躍するまでは出るな」と言われた選手寮から、今季終了後に退寮する。成績同様に、21歳左腕が独り立ちの時を迎えている。
今は勝ち続けるしかない。成瀬よくやった。