ロッテの１巡目入札は成田・唐川－“地元の星”へ期待大

ロッテは９月３０日、千葉マリンでスカウト会議を開き、１０月３日の高校生ドラフトで成田高・唐川侑己投手（３年）を１巡目入札すると異例の発表をした。巨人、楽天など最大５球団が狙う仙台育英高・佐藤由規投手（３年）も検討されたが、『地元の星』を選んだ。

バレンタイン監督も出席したスカウト会議では、約２５人の高校生をリストアップ。中でも、唐川の評価は別格だった。

「能力が高く、監督も含め『将来ローテーションに入れる』と全員が一致した」。球団の松本尚樹・スカウティングスーパーバイザーが会議の経過を説明した。千葉県予選で姿を消した唐川だが「直球、カーブ、スライダー。将来性は佐藤由より上」と絶賛。広島、ソフトバンクとの競合が必至の中、異例の公表に踏み切った。

ここ数年、ロッテはドラフト当日まで指名選手を明かさず、昨年は大嶺、一昨年は柳田の獲得に成功。しかし、地元が生んだ本格派右腕への期待は高く、今回は“真っ向勝負”。３日に本拠地でソフトバンク戦が控えるバレンタイン監督も会議への出席を調整中で、２年連続の当たりクジを狙う。


地元の星なんて沢井以来か？