成瀬、17勝目ならずも“3冠”確定
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「いつも通りに、と思ったけど、いい投球ができなかった。自分でチャンスを逃してしまった」と悔しさをにじませた。
自慢の制球が乱れ5回を7安打3失点。五回の今江の9号ソロで勝ち投手の権利を得たが、七回に救援陣が逆転された。
それでも防御率は1・817、ダルビッシュを0・003差で退け、勝率、完封数と合わせ“3冠”が確定。「安心したというか…正直うれしい」。このときは笑みがこぼれた。今季16勝1敗。防御率1点台で勝率9割以上は、59年の杉浦忠(南海)以来、48年ぶりの快挙だ。
チームは逆転勝ちで2位確定。「次は絶対に抑えます」。ソフトバンクを迎え撃つ本拠地でのクライマックスシリーズ、第1ステージ。それが成瀬のリベンジの舞台だ。
成瀬もたまにはこういう日もあるさ。