ボビー完敗でもあくまで強気の姿勢
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拙攻、拙守で、ダルビッシュに完投を許した。それでもバレンタイン監督は「1試合が終わっただけ。これからもいいシリーズが続くと思う」。あくまで強気の姿勢を崩さなかった。
まずは1回1/3を4失点でKOされた先発・久保。本人は「本当に悔しい」と肩を落としたが、ボビーは「(久保は)いい当たりの安打は打たれていない」とかばった。
さらにダルビッシュを攻略できなかった打線。前日はバレンタイン監督自身「打線は彼を打ち込める」と自信を見せていたが、ふたを開けてみれば、得点は内野ゴロと併殺打の間の2点のみ。四回以降はわずか1安打に抑えられた。それでも「攻撃陣もいい打撃で好機を作った。こういう戦いをすれば勝機はある」と強気だった。
指揮官が信頼する渡辺俊、小林宏、成瀬の先発3本柱を第1ステージに投入しており、この日の先発は先発4番手の久保。相手のエース・ダルビッシュに対して、苦戦は覚悟していた。3本柱が再び登板する第2戦以降が本当の勝負と見ているのだろう。バレンタイン監督は最後まで、妙に自信たっぷりだった。
ロッテの3本柱に驚きおののけ。