成瀬4失点、今季パ球団に初黒星
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ロッテは、成瀬が最後の最後に力尽きて終戦した。今年パ・リーグ相手に連勝を続けた左腕エースが、大一番に今季最短3回2/3を4失点でまさかのKO降板。ナイターでの無敗神話も途切れ、試合後に先輩たちからねぎらいの言葉を掛けられると、周囲をはばからず泣いた。
相手エースとの投手戦。負けられない大一番で、リズムが単調になった。先制された3回は、四球をきっかけにセギノールに決勝弾を浴びた。「大舞台でなぜああいうことをやってしまったのか…。3点がすごく重かった」と悔やんだ。
バレンタイン監督は「パのチームが1シーズン戦って、ようやく最後に負けを付けたということでも、逆に成瀬のすごさが表れている。日本ハムは絶対に勝たなければいけない試合で力を発揮し、勝利を収めた」と振り返った。V奪還の目標は、成瀬のさらなる飛躍とともに来季へと持ち越された。
この負けは、成瀬を更に大きくするぞ。胸を張れ、成瀬善久。