小林雅FA1号メジャー視野…近日中にも代理人決定
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緊張した面持ちで会見場に現れた。9年目で初めて取得した権利に対し小林雅は「先ほどFAの申請書を球団に提出しました」と明言した。これまで球団側とは、この日を含め3度の交渉を行い、複数年契約と再契約金を含めた条件を提示されたが「年齢もある。また(FAは)モチベーションを上げるためのいい機会。いい評価なら責任も出るし、悪い評価なら見返そうと思う。野球を向上できるチャンス」と決断の理由を説明した。
今後については「国内に関してはすべての球団からの話を聞きたい。抑えにこだわりはあるが、抑えだけしかできないわけではない。『ここでやりたい』と思えるかが決め手になる」と抑えにこだわらずに、全球団からのオファーを待つことを明らかにした。
移籍先は国内だけにとどまらない。「海外の可能性もあります」とメジャー挑戦も視野に入れている。すでに興味を示している球団もあり、近日中に米国での代理人を決定し、本腰を入れて交渉に入る。
FA移籍への障害もある。今季の年俸が2億5000万円と高額のため、移籍補償金だけで3億円が必要になる。また今年は8度の救援失敗、9月には2軍落ちと衰えも指摘されている。小林雅は「これからもロッテとの交渉は続けていく」と宣言残留の可能性も示唆し、球団側も条件の見直しを含め、引き留めを継続するが、小林雅の気持ちが移籍へ大きく動いているのは間違いない。
今年の成績で、高評価は出来ん。そりゃそうよ。