G補強第1弾!藤田を“早業”獲得
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今季弱点の一つだったリリーフ左腕。その穴埋めに、巨人が素早く触手を伸ばしたのが、06年WBC日本代表メンバーでもある藤田だった。ソフトバンクも獲得に動く姿勢を示していたが、目の覚めるような早業で契約に取り付けた。
この日の夕方、東京・大手町の球団事務所で入団会見に臨んだ藤田は「最初に誘われたことに誠意を感じた」と笑みを浮かべた。今季は不振に陥り、31試合の登板で1勝2敗1セーブ、防御率12・64。年齢も35歳とピークを過ぎた感もあるが「ロッテとの交流戦は楽しみどころではない。何でオレを出したんだと思わせたい」とリベンジに燃えている。
巨人はロッテに交流戦で9連敗するなど、苦手意識がある。それだけに藤田の発言は心強い限りだ。原監督は「プレッシャーのかかる場面で積み重ねてきた経験のすべてを、セ・リーグのグラウンドにぶつけてほしい」と期待し、伊原ヘッドも「来年のロッテ戦の楽しみが増えたな」とにやりと笑った。
クライマックスシリーズで中日に3連敗した後、渡辺球団会長は「来年はペナントレースから日本シリーズまで勝ち抜いてもらいたい。補強は当たり前だ。そのためには何をしてもいい」と大型補強を厳命した。清武球団代表は、今後も補強があるか、との問いに「まだわからない」と多くを語らなかった。しかし渡辺球団会長の発言からすれば、巨人の補強はこれだけで終わりそうもない。
Gが補強しない年ってあったっけ?生贄みたいなもんだな。