2冠・成瀬のがい旋パレードに大熱狂
|
人口約16万人。北関東の静かな街が、一瞬で“成瀬狂騒曲”に包まれた。「こんなに人が集まるとは…想像以上です」と成瀬も驚く大盛況ぶりだ。
小山市でパレードが実施されるのは初めて。そのためかオープンカーなどは用意されず、ユニホーム姿に徒歩という異例の形でのパレードに。警備員は50人が配置されたが、成瀬が歩いて姿を現すと、制止を振り切った大群衆にたちまちもみくちゃにされた。
小山駅から市役所まで、わずか800メートルの道のりだったが、要した時間は約20分。その後のトークショーでは、普段温厚な男が「(野球少年の)マナーが悪かった。そういうのをちゃんとしないと立派な野球選手にはなれない」と後輩たちへ説教する一幕も見られた。
それでも地元の熱烈歓迎には「やっぱりうれしいですね」と笑顔。将来的には、地元での少年野球教室開催や「(ヤンキース)松井秀喜さんのような、そういうのができればうれしい」と『成瀬ミュージアム』建設の夢プランまで披露した。
その前に「チームの優勝と、今年逃した最多勝。北京五輪でメダルを獲るためにも、さらにレベルアップしないといけない」と来季の目標を掲げた左腕。けん騒と熱狂の1日に幕を下ろした。
成瀬の説教か。さすが強心臓。