ヤクルト 東京ガス・木村を指名へ
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この1年間、実戦から遠ざかっていたが、練習ではフリー打撃、紅白戦に登板などコンディションは順調だ。逆風の中で厳しい練習に耐えたことで「精神的にたくましくなった」と関係者は明かす。試合出場の解禁は3月19日。木村をマークする宮本スカウトは「1年間試合に出ていないので、即戦力というより素材型。でも潜在能力は一番」と期待を寄せる。チームは新2軍投手コーチとして、昨年まで東京ガスで指導した八木沢コーチが入閣。木村の苦悩を知る“恩師”だけにその存在も大きい。古田、高津、石井一ら生え抜きが退団。次世代のスター候補として高田ヤクルトが木村獲りに全力を注ぐ。
◆木村 雄太(きむら・ゆうた)
1985年(昭60)5月21日、秋田県生まれの22歳。小4から野球を始め、秋田経法大付2年夏から背番号1。3年夏の県大会は8強。04年に東京ガス入社、06年都市対抗に補強選手で出場した。06年ドラフトで横浜に3巡目指名されたが、ロッテ入りを強く希望して入団拒否。家族は父、兄、姉、妹、弟。1メートル89、86キロ。左投げ左打ち。
おいおい。木村は渡せないよ。