【インタビュー】ロッテ・里崎智也
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◎自信得た五輪予選
-優勝はできなかったが、個人としては過去最多でチーム最多の75打点をマーク。昨年に続き規定打席(446打席)を超える528打席を記録するなど1年を通して活躍した。
「勝たなければいけない試合を取りこぼすなど、チームとして反省点はある。個人的には、けがなくシーズンを終えることができ、ほっとしているが、数字に満足するということは今もこれからもないと思う。常に自己ベストを追求し続けたい」
-昨年のワールドベースボールクラシック(WBC)に続き、北京五輪アジア予選でもマスクをかぶり、チームは出場権を獲得した。感想を。
「周囲からは『勝って当然』と思われていたかもしれないが、やっているほうは3試合とも気が抜けない厳しい戦いだった。勝ち抜けたことで大きな自信になった」
-日の丸を背負う重みを感じるか。
「レギュラーシーズンでも国際大会でも自分のやるべきことは変わりないし、それをやり切ることに徹しているので重圧などは感じない」
-最終戦の台湾戦ではフル出場して好リードを見せた。
「普段は違うチームの選手とバッテリーを組むのは正直難しい。あの試合は(先発した)ダルビッシュの持ち味を引き出すリードを心掛けた」
-北京五輪本番でのメンバー入りと、アジア予選では見られなかった中日の川上憲伸投手(徳島商高-明大出)との「県人バッテリー」が実現するか期待は高まる。
「五輪に出たくない選手なんていない。選んでくれるかどうかは分からないが、まずはレギュラーシーズンをにらんでしっかり自分をつくる。川上さんの球を五輪の舞台で受けることができるように頑張りたい」
-プロ入り10年目の節目を迎える来季の抱負と徳島のファンへ一言。
「最初は10年やれればいいと思っていたが、今となってはあくまで通過点。五輪での活躍とチームの優勝を目指して努力するので徳島の地から応援をお願いします」。
徳島の新聞。服部とは同郷バッテリーだな。