大嶺 地元大歓声受け1軍ローテ獲得へ
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“離島の星”が、凱旋登板を飾った。石垣島出身のロッテ・大嶺祐太投手(19)が11日、今キャンプ初の紅白戦で白組先発を務め、2回を1安打1失点2奪三振の好投。MAX148キロの直球で集まった5200人の地元ファンを沸かせた。
マウンドの大嶺に、スタンドを埋めつくした島民の大声援が降り注いだ。「甲子園で投げている感じだった。気持ちよかったです」。初回一死一塁から大松に右中間適時二塁打こそ浴びたが、後続をピシャリと抑えた。
「今年は絶対に勝たないといけない」。強い思いの裏にはライバルの存在がある。この日、楽天・田中の紅白戦登板を聞き「マー君につけられた差を詰めたい」と、自らに気合を入れた。昨年末から石垣島で投球練習を開始し、年明けの3日には120球を投げ込んできた。「今日は上出来。オフの成果が出た」。闘争心に満ちた顔は、この1年での成長を確信したから。
バレンタイン監督も「とてもいい内容。すばらしい投球だった」と大絶賛。“離島の星”が1軍ローテ獲得へ、まずは上々のスタートを切った。
ローテより、まずは谷間。激戦区に入り込めるか?