ロッテ新守護神アブレイユ評価二分
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ロッテの新外国人右腕ウインストン・アブレイユ投手(30)=前ナショナルズ=が12日、紅白戦で実戦デビューした。2回を投げ打者10人に4安打1失点2奪三振の内容で、新守護神候補としての評価は真っ二つに割れた。
寒空の下、半袖で登場した新助っ人は、MAX148キロをマークし、スライダー、チェンジアップなど持ち球もすべて披露。被安打4のうち2本は、内野手が飛球の目測を誤った不運なものだった。「寒くてもそれなりの球が来ていたし、制球もまずまず」と井上投手コーチは合格点。内角直球に見逃し三振を喫した南も「球がどこに来るか分からない怖さがある」と、豪快なフォームに目を丸くした。
一方で、懐疑的な意見も聞かれた。「同じ148キロの直球でも大嶺の方がいい。アブレイユのは空振りが取れない」と、ある球団関係者。また、他球団スコアラーからは「まとまってはいるが参考にならない」という意見が相次ぎ、強い印象は残らなかった様子だった。
本人は「きょうは非常に調子が良かった。課題はあるか? ノーだ。今の仕上がりは89%」と、とぼけたコメント。本領発揮はもう少し先になりそうだ。
俺は過度な期待はしてません。