ロッテ・成瀬、進化止めぬ2回4K!紅白戦初登板で内角攻め
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内角を突いたボールに左打者の大松は思わずのけぞった。しかし、球はスッとストライクゾーンへ。さらに5球目、内角へのスライダーで大松を空振り三振に打ち取った。紅白戦初登板は、ニュー成瀬のお披露目の舞台となった。
「思ったよりは良かった。内角の直球が甘く入り、1安打されたのが悔いが残る」
2回を投げて、1安打4奪三振の好投にも、成瀬は満足な表情は浮かべなかったが、バレンタイン監督はハイタッチで迎えた。昨年12月の北京五輪アジア予選(台湾)に日本代表として出場したが、その疲労が抜けず、今キャンプもスロー調整が続いていた。不安を吹き飛ばす内容だった。
昨季は16勝1敗(勝率1位)を挙げ、最優秀防御率(1.82)のタイトルを獲得。急成長した左腕は、現状に満足はしていない。外角へのボールの出し入れで勝負する投球スタイルだが「もっと、上を目指したい」とこの日は、内角攻めをテーマに設定。視察したソフトバンク・川根スコアラーは「フリー打撃のときと全然違う。内角の直球とスライダーは脅威だ」と警戒した。
「まだ、70%のできです」という22歳の左腕はまだまだ、進化する。
★ボビー早速お返し
バレンタインデーにちなみ、バレンタイン監督が石垣市役所で市民との交流イベントを開催した。駆けつけた女性ら250人が、応援メッセージとともにチョコレートをバレンタイン監督に手渡した。中には、バレンタイン監督の似顔絵の入ったケーキも。「多くの女性ファンが来てくれてうれしい」とバレンタイン監督は早速、お返しにお菓子を配った。
成瀬頼むぜー。今年はプレッシャーにも打ち勝て。