清水、調整遅れたエースが間に合った
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エースの意地が開幕ローテ入りを引き寄せた。ロッテ・清水のオープン戦最終登板は、先発で5回を2安打無失点。キャンプ2軍スタートと出遅れたが、新フォームと新球すべてに手応えを得た。
充実感あふれる力の投球だった。五回無死二、三塁で「取りたいと思って三振が取れたのが収穫」。坂口、辻をスプリットで連続三振だ。1月に明美夫人が急死した影響で、調整が遅れた。だが遅れを取り戻すだけでなく、新しい試みも重ねた。投球始動時に後ろに引く左足の歩幅を狭めるなど、バランス重視の新フォームも完成した。
初めて試投した新球シュートも「シーズンで使っていく」。バレンタイン監督は「他の投手に十分追いついてきている。開幕の先発陣は間違いなくいいものになる」。V奪回へ、役者はそろった。
V奪回あるのみ!