成瀬「僕も完封」!ダルにハムにお返しだ…ロッテ
|
プライドがくすぐられた。昨季、防御率(1・817)と勝率(9割4分1厘)部門でダルビッシュを上回った2冠左腕。同年代のライバルに快投を見せられて黙ってはいられない。「とても悔しかった。自分にとっての開幕戦で、チームに勝ちをつけたい」と語気を強めた。
20日に札幌Dのブルペンで58球の最終調整。相手打線をイメージして投げるうちに予定の球数を超えた。「状態も体調もいい。走者を置いて上位に回さなければ大丈夫」オープン戦最終登板となったソフトバンク戦(14日)では5回7失点と大炎上したが、きっちり間に合わせてきた。
札幌Dは因縁の地だ。昨年のクライマックスシリーズ第2S第5戦。日本ハムに3回2/3で4失点KOを食らい、日本一の夢をたたれた。だが、公式戦に限ればパのチーム相手には一昨年から15連勝中。日本ハムに対しても昨季は4戦4勝、防御率1・55とカモにした。本来の投球さえできれば、リベンジは果たせるはずだ。
この日は完全ノースローで、散歩やショッピングなどでリフレッシュ。「投げるのが楽しみ」と余裕を漂わせる背番号17が、ハム打線を凍りつかせる。
成瀬のモヤモヤ病が出ないかだけが心配。