日本で異例のトライアウト実施
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大リーグでは「ショーケース」と言われる各球団スカウトを集めたトライアウトだが、日本で行われるのは極めて異例。大リーグ機構側が日本プロ野球組織の許可を取り、12球団に通知する形で実施された。ロッテ・バレンタイン監督が視察に訪れるなど阪神、楽天、日本ハムなど9球団の編成担当者が集まった。
ともにドミニカ出身で、150キロ超の速球が武器の本格派右腕。ベルトレーは主に先発、オガンドーは投手転向2年目のリリーフ型だ。両投手はレンジャーズと契約したが米国への入国ビザが下りず、日本に活躍の場を求めて今回のトライアウトが実現した。
この日はロッテ2軍選手相手のシート打撃に登板。ベルトレーは最速152キロを記録し、5三振を奪う内容だった。ただ、獲得となれば移籍金が発生し「実戦登板も久しぶりで、球に力はあるが制球がばらついていた」(ロッテ編成担当者)と評価も分かれた。
代理人の団野村氏は「個別に球団が見たいという話があれば、再度テストを実施する」と説明。楽天・三村GMは「持ち帰って考えたい。(再テストも)可能性はある」と話すなど、今後の動向が注目される。
浦和相手に5奪三振でもね…。