ロッテ:逆転で3連勝 西武、好投の涌井を援護できず
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ロッテが3連勝。四回に橋本の2点適時打で逆転した。小野は一回に3四球を与えるなど制球難で、捕手の橋本は「どうなることかと思った」。しかし粘り強く立ち直って、2勝目を挙げた。西武は一回に先制したが、二回以降は三塁を踏めず、好投の涌井を援護できなかった。
▽ロッテ・バレンタイン監督 勝利に必要な点は挙げたが、ミスもあった。ミスを無くしていきたい。
▽西武・渡辺監督 (五回1死一、二塁で)追加点を取っていたら展開も変わっていただろう。涌井の調子は普通だった。
○…ロッテの高卒ルーキー、唐川(千葉・成田高)が、25日からのソフトバンク3連戦(ヤフードーム)で先発デビューすることが決まった。初めて1軍登録された23日、バレンタイン監督が明らかにした。昨秋の高校生ドラフトで「ビッグ3」と並び称された日本ハム・中田、ヤクルト・由規より一足早い1軍デビューになりそうだが、唐川は「チーム事情があるから」と淡々。イースタンでは3試合に先発して1勝1敗、防御率1.80と結果を残しており、「また見に来たいと思われるような投球をしたい」と気を引き締めていた。
○…1球の失投に沈んだ西武のエース涌井は「もう少しボール球を使っていればよかった」と悔やんだ。四回2死二、三塁で、橋本への2球目のカットボールが真ん中に甘く入り、中前へ逆転打を浴びた。打たれる直前には捕手の細川から「ボール球でいい」と言われていたという。前回登板の16日の日本ハム戦で五分の星に戻し、渡辺監督も自信を持って送り出したが、再び黒星が先行。小野投手コーチは「エースとは(味方が)1点しか取れないときには0点に抑える。厳しいものが要求される」と注文を付けた。
涌井に勝ったのは大きいなー。