ロッテ唐川“ボビー親心”…重圧低い2戦目にスライド
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調整が難しいスライド登板だが、「特にないです。それなりの準備はしてあるし、慌てる必要はないです。プロの世界で長くやってるわけじゃないし、リズムとか細かいことは気にしてないですから」と黄金ルーキーは涼しい顔。
イースタン3試合で1勝1敗、防御率1.80。16日の湘南戦では11三振を奪うなど、報告を受けたバレンタイン監督をうならせた。だが、今回のデビュー戦にあたってはチーム内にもちょっとした不安の声があった。
何といってもデビューの舞台が敵地。目下低迷モードとはいえ、ソフトバンク打線の破壊力はリーグでも指折り。それだけに「ソフトバンク戦の初戦は新人には厳しいかもね。カードの頭は負けられないという意識も働くから、新人にはちょっとかわいそう」(球団関係者)。
その辺りはバレンタイン監督も計算していた。
前日の時点で、この日の天気予報は雨。正式に中止が決まるや、すかさず先発ローテの全スライドを明言。初戦は清水直、2戦目が唐川、3戦目が小林宏と期待のルーキーは重圧の低い2戦目に。これもちょっとしたボビーマジックといえる。
敵地でのプロデビューが決まった唐川だが、成田出身だけに「やっぱり千葉マリンで投げたいです」が本音。
敵地でのデビュー戦を見事に飾れば、中6日で5月3日の千葉マリンでの西武戦での地元デビューが待っている。ご褒美を目指して奮投あるのみだ。
マリン目指して頑張れー。