清水完全復活…自身初の3試合連続完投
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エースの気迫がマウンドで迸(ほとばし)る。「調子は良くなかった」と言いながら97球での完封勝利。ロッテ・清水が自身初の3試合連続完投を、最高の形で成し遂げた。
昨季は不振にあえぎ、エースとしての信頼を失いかけた。「自分に次があるかは分からない。このまま終わらせたくない、何とかせなアカンと思った」。復活への思いが支えとなった。
四回一死三塁では小久保を打席に迎え「取りたいところで取れた」と、この日唯一の三振を奪い最大の危機を脱出。不調ながら勝負どころでの投球がさえた。
26日は新人・唐川がプロ初登板初先発。次代を担う18歳右腕に手本を示し「今日は自分のことで精いっぱいだったから、明日声をかけますよ」と清水。頼もしい男の完全復活で、チームが上昇気流に乗り始めた。
これで唐川も気持ちが楽になっただろ。