ロッテ打線“クルクル”カラ回り…ボビーもイライラ
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「4連敗? 4連勝すれば元にいたところに戻るということだ」
敗戦後の監督室で、バレンタイン監督の顔は紅潮していた。日本ハムに屈辱の3タテされた原因は打線。この日の3併殺を含め、今カードでは何と7併殺。好機こそ作るが進塁打が出ない。
「今日もいくつかの併殺打を打ってランナーを進められないのが、ここ2日間のパターン。明日(2日の西武戦)はしっかり(パターンを)打ち破って違った形になると思う」
もちろん、悪いパターンを打破するための手は打っていた。バレンタイン監督といえば1シーズンで100通りともいわれるネコの目オーダー。今カードでも打線をいじったが、先頭打者が出塁する好機で、ズレータなど小技がきかない打者に回る最悪の巡り合わせ。
ネコの目が空回りし、先発陣も我慢しきれず、撃沈。この日も6回まで3失点と粘った小野が7回、稲葉にトドメの3ランを浴びた。「7回に小野を交代? 3000試合以上、監督としてやってきた。当然それは頭にあった。今日はそうしないと判断し、それが間違った判断になった」と指揮官のイライラもピークだ。
「相手投手の対策は当然している。進塁打の意識づけ? 当然やってるよ。ウチのオーダーが毎日変わるのは今に始まったことじゃないし、巡り合わせもある…。切り替えてやっていくしかない」とは西村ヘッド。ネコの目の空回りモードを断ち切らなければ、前半戦のポイントとなるGWを乗り切ることが難しくなる。
耐えるしかねー。