唐川プロ初完投勝利 無四球10奪三振、3安打1失点の快投
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【評】千葉ロッテは新人唐川が3安打10奪三振で初完投。直球、変化球とも切れと安定感があった。打線は一回にズレータの1号3ランなどで5点を先制。13安打を放ち今季2度目の2けた得点。西武は先発西口が立ち上がりに制球力を欠き、連勝は3で止まった。
■打線かみ合い10得点
千葉ロッテは13安打10点。拙攻続きだった打線がかみ合った。
「一塁にヘッドスライディングすると決めていた」と言う西岡は、一回に先制点を呼び込むセーフティーバントを決めるなど3安打。もう一人の猛打賞、ズレータは待望の1号3ラン。打球を高々と左翼席に運び「気持ちよく打つことができた。少しずつ自分のスイングを取り戻している」と復調を感じさせた。
先制点は今季初めて3番に座った橋本の二塁打だった。「彼の適時打は勝利に十分な一打だった」とバレンタイン監督はご満悦だった。
■息子の活躍に感激
千葉ロッテ・唐川の両親ら家族が球場で観戦。地元で錦を飾った息子の姿を喜んだ。
父親の義明さんは最後までマウンドに立ち続けた息子の姿に感激した様子。「直球に伸びがあった。いまも胸がドキドキしています」と、試合後も興奮が収まらなかった。
唐川は家族のほか高校時代の同級生ら40人を招待。野球部仲間だった佐々木健太さんは「1勝しただけでもすごいが、マリンでも勝ってほしい」と話していたが、唐川はその期待を裏切ることのない快投を見せた。
今日のボビー■唐川は素晴らしい
「唐川は落ち着いた投球を見せてくれ、素晴らしいの一言に尽きる。楽しんで投げているようでよかった。(今季1号の)ズレータは最高のかたちを見せてくれた。これからも続けてほしい」
ズレータが打ち始めれば、そう負けないんだけどなー。